日本酒初心者必見!基本的な日本酒の種類とその特徴
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日本酒は、日本独特の気候風土が生み出した酒です。春・夏・秋・冬の四季の移ろいや各地域の自然の恵み、職人のこだわりで丁寧に作られたその味わいは、世界中の多くの人を魅了しています。
この記事では、基本的な日本酒の種類とその特徴をわかりやすく解説しています!最後までお楽しみ下さい。
目次
日本酒の基本
まず、日本酒とは何かというところから始めましょう。日本酒は、水と米と麹(こうじ)という3つの原料から作られます。米は精米され、その後、麹と共に発酵させられます。そして、長時間をかけて熟成させることで、独特の味わいと香りが生まれます。
日本酒は、その製法が確立された平安時代から日本人に愛され続けてきたお酒です。その歴史は古く、神々への供物や祭り、人々の生活の中でも重要な役割を果たしてきました。
日本酒の種類とその特徴
日本酒には、精米歩合や製造工程によって様々な種類があります。以下に主な日本酒の種類とその特徴をご紹介します。
1.純米酒(じゅんまいしゅ)
純米酒は、米と米麹のみを原料にし、アルコールを添加せずに製造される日本酒です。米本来の風味を生かした、深い味わいが特徴です。純米酒の製法は、まさに日本酒の原点とも言えるもので、そのまま飲むだけでなく、食事と一緒に楽しむのもおすすめです。
2.吟醸酒(ぎんじょうしゅ)
吟醸酒は、精米歩合が60%以下(つまり、米の40%以上を削り取った状態)で醸造される日本酒のことを指します。一部に醸造アルコールを添加し、低温でゆっくりと時間をかけて醸造されます。フルーティな香りが特徴で、口に含むとすっと溶けるような軽やかな味わいが楽しめます。その香りの豊かさから、ワイングラスで楽しむのもおすすめです。
3.大吟醸酒(大ぎんじょうしゅ)
大吟醸酒は、吟醸酒の中でも特に精米歩合が50%以下のものを指します。つまり、原料となる米の半分以上を削り取り、残った部分で醸造されます。その結果、非常に芳醇で繊細な香りと、軽やかながらも深い味わいが特徴です。特別な日や、料理とのペアリングを楽しみたいときにおすすめです。
押さえておきたい!日本酒のおすすめ銘柄
1.純米酒のおすすめ銘柄
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「獺祭(だっさい) 純米吟醸」
純米吟醸の中でも特に人気のある「獺祭」は、洗練された味わいとフレッシュな香りが特徴です。口に含むとまろやかな甘みが広がり、後味はすっきりとしています。日本酒が初めての方にもおすすめできる一本です。
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「十四代(じゅうよだい) 純米」
純米酒の銘柄としてはやや珍しく、すっきりとした口当たりながらも深い味わいが楽しめます。「十四代」は、その上品な味わいから、さまざまな料理との相性も抜群です
2.吟醸酒のおすすめ銘柄
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「八海山(はっかいさん) 吟醸」
透明感のある味わいと、香り高い吟醸香が特徴の「八海山」。口に含むと、じんわりと広がる甘みと旨味、そしてすっきりとした後味が特徴です。そのバランスの良さから、幅広い世代から愛されています。
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「酔鯨(すいげい)吟醸」
「酔鯨」は、その名の通り鯨漁で知られる高知県から出ている銘柄です。フレッシュで華やかな香りと、まろやかな口当たりが特徴。料理と一緒に楽しむのはもちろん、一杯だけでゆっくりと楽しむのもおすすめです。
3.大吟醸酒のおすすめ銘柄
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「磯自慢(いそじまん) 大吟醸」
「磯自慢」の大吟醸は、華やかな香りとなめらかな口当たりが特徴です。飲むと、深い味わいが広がります。特別な日や、ちょっと贅沢をしたい夜にピッタリの一本です。
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「天狗舞(てんぐまい)大吟醸」
高品質な山田錦を使い、丁寧に醸造された「天狗舞」の大吟醸は、まろやかな口当たりと華やかな香りが楽しめます。特に、口の中に残る余韻と旨味が印象的で、じっくりと味わいたい一本です。
これらの銘柄は一例に過ぎませんので、色々な銘柄を試して自分の好みを見つけてみてくださいね。
以上、各種類ごとに2つずつおすすめの日本酒をご紹介しました。どれも素晴らしい日本酒なので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
日本酒初心者の皆さん、一見すると複雑に見える日本酒の世界も、基本を知ることでだんだんと理解が深まります。まずは、自分の好みを知ることから始めてみてください。それが日本酒との長い友情の第一歩になるはずです。
次回は、日本酒の美味しい飲み方や、料理との組み合わせについてお伝えします。どうぞお楽しみに。
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